本研究会の活動は、以下のとおり、(1)本ゼミ、(2)サブゼミ、(3)ゼミ行事、および(4)ゼミ会議(火曜日6限前半)に分かれます。1年目には文献講読(本ゼミ)と批判的思考力のための演習と共同論文の作成(サブゼミ)、2年目には卒業論文の作成(本ゼミ)が主な活動となります。
(1)本ゼミ
3年ゼミ(火曜日4限)
安全保障論の図書(春学期、日本語文献)と論文(秋学期、英語論文を含む)を輪読します。
【進め方】
1名の報告者が課題文献の概要について発表⇒司会者を中心に全員で討論
【内容】
①要約力の養成と対話・議論の活性化のため、毎週、ゼミ生全員が各自で文献レジュメ(A4判用紙一枚)を準備する。
②安全保障論Ⅰ(木曜日3限)により本ゼミを補足する。
4年ゼミ(火曜日5限)
各自で関心のあるテーマについて個人研究を行い、最終的に卒業論文としてまとめて提出します。宮岡研究会では、政治学科屈指の卒論指導を受けることができます。テーマ選びから執筆、推敲の各段階に合わせた指導書類が豊富に準備されており、毎週それに合わせた個人研究をおこなっています。
【スケジュール】
①4月から夏休みまで
テーマ選び、先行研究の批判的検討、研究の問い、仮説の作成
②夏休み明けから12月中旬
事例研究、卒論の仕上げ
(2)サブゼミ
3年サブゼミ
クリティカル・シンキング演習(4~6月、水曜日4限後半)
テキスト演習を通じて批判的思考力を養成します。
【進め方】
批判的思考法※を身につけるために、専用のテキストを通じて学び、各章末の練習問題を使って演習を行う。毎回TAの方が講義を行う。
※批判的思考法とは、一言で言えば質問・疑問を発しながら議論を体系的に評価する方法のこと。批判的な質問・疑問としては、例えば、議論の前提は何か、推論の誤りはないか、証拠は十分かなどの問いを挙げることができる。これらの問いを発することで、過去の研究の評価や新たな問題意識を見出すことが可能となる。批判的思考法こそ、自分の頭でものを考えること、すなわち学問をすること(学んで問うこと)のために必要不可欠な技法なのである。
共同研究(主に7~12月、火曜日5限)
三田祭論文や学生シンポジウムでの発表準備をします。
【内容】
三田祭論文
11月下旬の三田祭に向けて、3年生全員が共同で論文1本を作成。
学生シンポジウム
12月中旬に防衛大学校にて、三田祭論文をもとに発表。
備考:加えて、3年次には「安全保障論I」(春学期水曜日5限)が必修となります。
(3)主なゼミ行事
春学期
夏休み
秋学期
春休み